60°生爪『助さん』
60°生爪『助さん』とは?
角生爪でワークを強く固定しようとするとワークが変形してしまうため、タカハシは60°生爪『助さん』を開発しました。力がワークに対し、角生爪よりも均一にかかるため、ワークの変形を抑えることができます。
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60°生爪『助さん』は把握力が違います。
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60°生爪『助さん』は把握幅が違います。
- 角爪が幅3cmの棒状で、3方向(3点)から材料を固定するのに対して60°生爪『助さん』は60°扇形で包み込む形状。
- 60°生爪『助さん』は高速加工時のバランスにも配慮して仕上げています。
歪軽減『60°生爪』
角爪と60°生爪『助さん』の加工歪 比較図

NC旋盤用生爪 歪理論を図解してみました。
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60°生爪『助さん』は60°の扇状のため、把握物が大きくなっても把握幅が一定の大きさを保ち、歪みの発生を抑えることができます。

角生爪の場合は把握物が大きくなると、把握幅の割合が小さくなるため、歪みが発生します。加工特性からいくと角生爪はベストじゃないですよね!
偏心加工もお任せ
60°生爪『助さん』は把握物が広い!
角爪一辺倒で全ての形状の加工を行っていませんか?
実は『角爪』は中実加工にのみ最適な爪なのです。
把握物が空洞のものや薄物などの場合、角爪で締め付けるとそこに力がかかりすぎる場合があり、時には歪みやビビリの原因になっている場合があります。その点、扇爪は掴む面積が広くなる分、力のかかり方が角爪よりも均一になり、歪み軽減やビビリ防止に役立つと言えます。
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60°生爪『助さん』は把握物を選びません!
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